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By:  JJOSEFFUpdated just now
Language: Filipino
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Si Andrea Rosario, ang dalagang walang maalala sa kanyang nakaraan, ay tila binabangungot habang nakatira sa marangyang hotel ni Rafael Buenavista. Ang kanyang pag-iral ay hindi isang fairy tale dahil sulit ang gastos ni Rafael sa kanya bilang isang mistress. Habang nahuhulog ang loob ni Andrea sa lalaking ito, ay saka niya napagtanto na isa lang siyang laruan na anumang oras ay itatapon. Sino ngayon ang kanyang magiging "bayani" para tulungan siyang makatakas sa malupit at babaero na si Rafael Buenavista.

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Chapter 1

ANG HIWALAYAN

初恋の相手を亡くした伊織曜(いおり よう)は十年もの間、私を憎み続けた。

どれだけ尽くしても、返ってくるのは冷たい視線と、「本当に償いたいなら、死んでくれ」の一言だけ。

それでも、あの日、暴走トラックが突っ込んできた瞬間、私を庇って血まみれになったのは、曜だった。

最期の瞬間、息も絶え絶えに私をじっと見つめて、曜はかすれた声で言った。

「もし、お前と出会ってなければ......よかったのに」

葬儀で、義母は泣き叫んでいた。

「曜と芽依を一緒にしてあげればよかった!無理にあんたと結婚させなきゃよかったのに!」

義父の視線は、まるで刃のように鋭くて冷たかった。

「曜はお前のために三回も命をかけたんだぞ!あんなにいい子が......なんで、お前じゃなくて、あの子が......!」

誰もが、私と曜の結婚を後悔してた。私自身でさえも、そうだった。

ぼろ雑巾のように追い出された葬儀の帰り道、私はもう、生きてる意味すらわからなくなっていた。

それから三年後――

時をさかのぼるタイムマシンが現れて、私は過去に戻ることになった。

今度こそ、曜との縁は全部断ち切るって決めた。誰の心にも後悔が残らない世界を、私が作ってみせる。

今度こそ、曜のそばを離れて、彼に自由になってもらうんだ。

……

タイムマシンが激しい閃光を放ち、思わず私はぎゅっと目を閉じた。すると突然、耳元で曜の嘲るような声が響いた。

「俺の親、死ぬってまで脅してお前と結婚させようとしてるんだぜ。立花真優(たちばな まゆ)、お前もなかなかやるじゃん。でもさ、結婚したところでお前に何が残る?俺たちが幸せになれるとでも思ってんの?」

はっとして目を開けると、そこには生きている曜が立っていた。

彼は両手をスラックスのポケットに無造作に突っ込みながら、目には隠しきれない嘲笑が浮かんでいた。

未来の曜は洗練された風格を備えていて、どこか気品もあった。でも今、目の前にいる彼は気だるげで自由奔放。久々に見る、あの頃の少年のような瑞々しいエネルギーに満ちている。

その姿を見た瞬間、鼻の奥がツンと痛んだ。

タイムマシンは本当に私を過去に戻してくれた。だけど残念ながら、ちょっとした誤差があったみたいで、彼と初めて出会った日には戻れなかった。戻ったのは十年前――私と曜が結婚する、その日だった。

それでも、このタイミングならまだやり直せる余地がある。

胸の奥に湧く切なさを必死でこらえながら、私は彼を貪るように見つめた。

「曜、あなたが私と結婚したくないのって……本当に結婚したいのは、常盤芽依(ときわ めい)だからでしょ?」

もしかして図星だったのか、曜の体がビクッとこわばった。そして、冷たい目で私を見つめた。

「そうだとして、だから何だよ。俺たち、もう役所の前まで来てんだぞ?今さら後戻りできるとでも?」

私は素直にうなずいた。「できるよ」

曜は鼻で笑った。「いい加減な猫かましはやめろ。さっさとサインして、婚姻届受理証明書取って終わり。俺は外で待ってるから」

去っていく曜の背中を見送りながら、胸の奥が鋭い針で突き刺されたように痛んだ。

前世も今世も、私はずっと曜を愛してきた。

彼はかつて、命を懸けて二度も私を助けてくれた。それで私は、てっきり彼も私のことを好きなんだって思い込んでた。

曜の両親もこう言ってた。

「曜は口は悪いけど、本当は優しい子なの。もし君のことを好きじゃなかったら、命懸けで二度も助けたりなんてしないよ」

私はその言葉を信じて、嬉々として彼と結婚した。

でも、曜の初恋の相手が亡くなったあと、ようやく気づいた。彼が本当に愛していたのは、私じゃなかったってことに。

死ぬ間際、曜が言った「お前になんか会わなきゃよかった」って言葉は、私を完全に打ちのめした。

この十年分の愛は、彼にとっては十年分の苦しみだったんだ。

タイムマシンを起動する前、あの僧侶が言ってた。曜の三つの後悔を解消できれば、彼との因縁を断ち切ることができるって。

そうすれば、曜は私のせいで三十歳で死ぬこともなくなる。そして私たちはそれぞれ、自分の人生を歩んでいけるようになる。

私はうつむいて、婚姻届に「常盤芽依」と書き込んだ。

曜の日記に書かれていた三つの後悔、私は今でもはっきりと覚えている。

「真優と結婚したことを後悔してる。親の言いなりになったことを後悔してる。芽依を救えなかったことを後悔してる」

これで、彼の最初の後悔だけは、少なくとも解消されたはずだ。

私は婚姻届受理証明書を二式手に取って、扉の外へ出た。曜が入口で待っていた。

曜は無意識のうちに私の手から婚姻届受理証明書を取ろうとして、中身を見ようとした。その瞬間、私は彼の手をギュッと押さえた。

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